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ひたむきに目指し続けた「日本一」

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ひたむきに目指し続けた「日本一」

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日本各地に行っての各部活への取材と、新聞やHP、SNSによる情報発信を日々行っています!

今回は現在連載中の「卒業記念特集」から、漕艇部の松並大智選手を取り上げます!

 「日本一を取りたい」。その思いを胸に高校から漕艇(そうてい)を始め、大学4年間を駆け抜けた松並大智(基理=静岡・沼津東)。言葉だけでなく行動でもチームの先頭に立ち、日本一を目指す環境づくりに取り組んだ。

 青木洋樹前主将(スポ=東京・成立学園)の代では練習量を増やしたが、松並は「1年では変わらない難しさ」を痛感。2000メートルで勝つための練習と精神的な改革が必要だと考えた。クルーや艇ごとに漕(こ)ぎが変わらないように、コーチや部員でイメージを共有。「早稲田の漕ぎ」を確立することを目指した。精神面ではスローガン『俺がやる』を掲げ、一人一人が主体的に競技に取り組める環境を整える。下級生からの信頼を得るために誰よりも真摯に競技へ向き合った。日本一には届かなかったものの、主将として臨んだこの1年で早慶レガッタ優勝、全日本選手権ではフォアで3位、全日本大学選手権ではエイトで2位と結果を残した。

 漕艇(そうてい)にささげた4年間を「充実した日々」と振り返る松並。自らはかなえることができなかった日本一の夢を後輩に託し、次のステージへ漕(こ)ぎ出した。

◆松並大智(まつなみ・だいち)2002(平14)年6月28日生まれ。静岡・沼津東高出身。基幹理工学部。辛い時には「人間万事塞翁(さいおう)が馬」という言葉を思い出して、めげずにポジティブにいられたそうです!

(記事 小島大典)

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