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【新作大百科】第11回 舞台「学芸員 鎌目志万とダ・ヴィンチ・ノート」

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【新作大百科】第11回 舞台「学芸員 鎌目志万とダ・ヴィンチ・ノート」

美術館って、静かで、難しそう? いえいえ、この物語に出てくる美術館は、騒々しくて、わかりやすいです。
それは、働いているのが、騒々しくて、わかりやすいみなさんだから。
ここに、新人の学芸員としてやってきたのが、レオナルド・ダ・ヴィンチの研究をしている鎌目志万(かまめしまん)という男。
そんな彼には、ある秘密が……。
個性豊かな面々が繰り広げる、ミュージアム・コメディです。
公式サイトよりhttps://kamameshiman.com/

こんにちは。BASアンバサダー善人です。
2/1土曜日、学芸員経験のあるAさんに誘われて池袋サンシャイン劇場へ。
2/8-9に大阪で公演を控えていますのでネタバレに配慮しながらコメント。神経質なかたご注意ください。

小林賢太郎の世界観とコメディの妙
小林賢太郎氏といえば、ラーメンズをはじめとする独特のコメディセンス、緻密な構成、そして知的な遊び心に満ちた作品で知られています。
彼の手掛ける舞台は、シンプルな設定ながらも、言葉や動きを駆使して観客を楽しませるものばかり。美術館を題材にした作品ということでなかなかに期待。

観劇初心者でも楽しめるコメディ作品
本作は美術館を舞台にしたコメディで、知的な要素を織り交ぜながらも、誰でも楽しめる親しみやすい構成でした。
特に印象的だったのは、演者の声量のすごさや、キャラクターの魅力。
個人的に羅山さん(古屋敷悠さん)と、小池さん(前田友里子さん)のキャラクターが際立っていました。
劇中で橋を組み立てたり、小島さん(辻本耕志さん)が体を張って渡るシーンは、ひやひやながらも達成感も味わえます。
鎌目さん(鈴木拡樹さん)の特殊能力ダ・ヴィンチ・ノートの引用が興味深く、いつの時代も人間は同じこと考えているのだなと感慨深いものも。

伏線回収と演出
冒頭の鼻歌からのCMソング、鰤田さん(中條孝紀さん)が言っていた美術館の改修からのオチなど、伏線をきれいに回収されていると感じました。最終的に美術館に関係するかた全員の希望(や夢)が叶ったベストエンドになっているのでは?

おわりに
おそらくコメディの細部まで指示を出しつつも、観客が置いてきぼりにならない工夫をしっかりと施しているのかなと感じます。
そのおかげで、知的ながらも難解ではない(むしろわかりやすい)舞台となっていました。
小林氏の作品が好きな方も、初めて観る方も、存分に楽しめる内容だったと思います。

最終日ライブビューイングもあるそう。もう観劇したかた、大阪で観劇予定のかた、ぜひ感想聞かせてください。
釜めしは食べ損ねました。


2025年1月29日(水) - 2月2日(日)
東京
サンシャイン劇場
東京都豊島区東池袋3丁目1−4サンシャインシティ 文化会館4F
https://sunshine-theatre.co.jp/

2025年2月7日(金) - 2月9日(日)
大阪 
COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
大阪府大阪市中央区大阪城3番6号
https://cjpo.jp/

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