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失った2つのタイトル。課題と向き合うリヴァプール

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失った2つのタイトル。課題と向き合うリヴァプール

勝利を重ねていく中で、無敵にも思えた11月とは違い攻撃の停滞感が漂っていた2月のリヴァプール。みながぼんやりと感じていたチームの課題が、今月の試合で次々と浮き彫りになりました。一体、リヴァプールに何が起きているのでしょうか?

本稿では、3月9日のリヴァプール対サウサンプトン、3月12日のリヴァプール対パリ・サンジェルマン、そして3月17日のリヴァプール対ニューカッスルの3試合を振り返り、それぞれの試合で創られたビッグチャンスやゴールをデータとともに考察していきます。

3月9日 リヴァプール 3-1 サウサンプトン

アンフィールドで行われたこの試合、リヴァプールは前半終了間際に守備のミスから失点。ウィル・スモールボーンにゴールを許し、0-1で折り返します。しかし後半、スロット監督の修正力が光りました。

51分、ルイス・ディアスのクロスにダルウィン・ヌニェスが反応し同点弾を決めると、その直後にはPKを得たモハメド・サラーが冷静に枠の左隅に沈めてみせます。さらに88分にも再びサラーがPKを成功させ、リヴァプールが逆転勝利を収めました。この試合で注目すべきは、後半でのシュート数が前半の倍以上となる11本に達した点です。特にヌニェスとサラーが攻撃の中心となり、先制された中でも冷静なプレーで試合を決定づけました。

3月12日 リヴァプール 0-1 パリ・サンジェルマン

第1戦で起きたドラマから全リヴァプールファンが難敵パリ・サンジェルマンをホームのアンフィールドで打ち倒し、次なるラウンド8へ駒を進めることを期待していました。そして下馬評通り、ホームの声援を背にリヴァプールが優勢で試合が展開されます。試合を見つめる我々ファンも今にも得点を取らんとする攻撃陣に目が釘付けでした。

そんな試合の流れに逆らって12分、PSGが合計スコアでの同点弾を決めます!バルコラが右サイドからボールを​​カットすると、デンベレが飛びつき、リヴァプールDFコナテより先にボールに触れ、至近距離からゴールに流し込みました。

リヴァプールのディフェンダーはスライディングでアリソンの前に零れたボールを​​掻き出そうとしましたが、それはPSGのトップスコアラー、ウスマン・デンベレのチャンスにしかなりませんでした。アウェイチームが1-0でリードし、合計スコアも1-1となります。

その後はPSGが攻勢に転じ、リヴァプールも食らいつきますが得点を奪えない。試合は延長戦までもつれ込むも、尚も決まらず。欧州の両雄の激闘はPK戦での決着となります。

危なげなく決める両チームの1人目のキッカーでしたが、1人目のサラーのキックをまるで様子見と言わんばかりに不動立ちで見送るPSGの守護神ドンナルンマ。PK戦で無敗という驚異的な記録を持つ彼の成績が決して運ではなく実力から来るものであることを我々はこの後強く突きつけられることとなります。

リヴァプールの2人目のキッカー、ヌニェス。ゴール右隅のいいコースへ強く蹴り込むも素直に蹴りすぎたか、読み勝ったドンナルンマに止められます。

リヴァプール3人目のキッカー、カーティス・ジョーンズ。ミス!ドンナルンマがまたやりました!ジョーンズは左下隅を狙いましたが、ドンナルンマは素早く身をかがめてボールをはじき出しました。PSGは依然3-1でリードしており、次のキックでこのPK戦に勝つことができます。

PSGの4人目のキッカーはドゥエ。決まれば決勝進出です…….ゴール!鋼鉄の神経を見せてドゥエが決めました!ボールを左上隅にシュートし、アリソンの逆サイドを突きました。PSGはアンフィールドでのPK戦を4-1で制し、リバプールを破ってチャンピオンズリーグ準々決勝に進出しました。

リーグフェーズを首位で通過したチャンピオンズリーグでベスト16での敗退。2月から試合内容が満足いくものでは無かったことも含め、リヴァプールサポーターにとっては受け止め難い結果となりました。

3月17日 リヴァプール 1-2 ニューカッスル

3月17日 リヴァプール 1-2 ニューカッスル

リヴァプールは火曜日のPSG戦でのチャンピオンズリーグ敗退という残念な結果を拭い去り、24-25シーズン初の国内タイトルをかけてニューカッスルと対戦する絶好の機会を迎えます。

スロット監督率いるチームは決勝まで素晴らしい戦いを見せ、これまでの4ラウンドでプレミアリーグの相手チームに勝利し、準決勝では逆転でトッテナムを4-1で下して4年間で3度目の決勝進出を果たしました(過去2度はチェルシー相手に勝利)。EFLカップ10回でトップのリヴァプールは、同大会で11回優勝する初のチームになる可能性があり、そうなれば2位のマンチェスター・シティに3回差をつけることになります。

試合はニューカッスルがペースを握り、再三ゴールに迫ります。そんな状況が続いた中で45分、たびたびコーナーキックからGKのケレハーを脅かしてきた198cmの長身DF、ダンバーンがマークに付いていたマクアリスターを上手く剥がしてセットプレーから先制に成功します。

ハーフタイムを挟んですぐ、1度得点をオフサイドで取り消されたイサクでしたが、今回は間違いない!リヴラメントが左サイドからファーポストへクロスを上げ、マーフィーがロバートソンをかわして頭でボールをセンターに送る。イサクが続いて近距離からボレーシュートを決め、ケレハーを抜けてチームのリードを2点差に広げる!

94分、リバプールが1点差に詰め寄る!2-1!エリオットは、中盤でギマランイスからボールを奪い返し、すぐに頭を上げてキエーザの走りに気付きました。キエーザはラインブレイクから、スライディングするバーンの前に1インチのスペースを確保するためにタッチし、迫りくるポープの横をすり抜けてシュートを決めました!アシスタントは当初オフサイドを宣告を言い渡しましたが、長時間にわたるVARチェックの結果、キエーザはオンサイドと判定され、1点差に追いつき、希望を繋ぐことに成功します。

しかし検討虚しく、試合終了を告げるホイッスルが鳴ります結果は2-1。リヴァプールは、このEFLカラバオカップにてスロット体制下で最初のタイトル獲得とはなりませんでした。

ニューカッスルは70年にわたる待ち望んだことがついに終わりを迎えました。ウェンブリースタジアムでリヴァプールを2-1で破り、クラブ史上初のEFLカラバオカップ優勝を果たし、1955年のFAカップ優勝以来となる主要タイトルを獲得しました!

課題と展望

これら3試合を通じて浮き彫りになった課題は「前半での立ち上がり」と「守備陣の連携ミス」だと筆者は考えています。特にサウサンプトン戦では不用意なミスから失点しており、このような場面を減らすことが求められます。一方で後半での修正力や若手選手の活躍は依然としてポジティブな要素です。

今後は立ち上がりから集中力を保ちつつ、中盤での支配力をさらに高めることで安定した勝利につなげることが期待されます。他にもスロット監督の選手の起用法や、選手に蓄積する疲労など、様々な要素が現在の失速に繋がっていますが、それについては次回、語らせて頂きます!

ここまでお読み頂き、ありがとうございました!

さわでぃーKOPでした!

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